【オブシディアン:武器、未来、鏡】
和名で黒曜石と呼ばれるのが、
オブシディアンです。
画像では、
単なる黒い玉としか映っておらず、
オニキスと間違われることが、
あるようです。
オブシディアンは、
黒だけでなく、
ゴールデン・オブシディアン、
マホガニー・オブシディアン、
ミッドナイト・オプシディアン、
スパイダー・オプシディアン、
レインボー・オブシディアン、
など、黒い中に様々な色を持つ、
オブシディアンがあります。
今回は、最もポピュラーな、
黒のオブシディアンをご紹介します。
【あなたの武器になる】
丸い玉に加工されていると、
良くわかりませんが、
オブシディアンを割ると、
先のとがった、
刃先や矢じりのようになります。
溶岩が地表に噴出し、
急速に冷却されることで、
オブシディアンが生成されます。
鉱物というよりも、
天然ガラスに近い性質のため、
割ると鋭利になるようです。
この尖った部分を利用して、
石器にしたり、
獲物と捕る時の道具、
或いは敵と戦う時の武器として、
使われていたようです。
こうしたことから、
オブシディアンには、
黒く光る切っ先で相手を睨みつけ、
何かあったときは、
鋭利な刃先で悪い者、物を切るという、
あなたの身を守る、
武器という意味合いがあるようです。
悪い者、物、敵は、
どのような風貌で、
どのようにあなたを攻撃してくるか、
全くわかりません。
最近、何か調子が悪いな、
運がないなぁ、
悪いことばかりつづくなぁ、
そう思うような事があったら、
オブシディアンが、
良いのかもしれません。
【未来を見通す】
画像のオブシディアンもそうですが、
かなり黒いというか、
いわゆる漆黒の黒さが、
オブシディアンにはあります。
この漆黒は、
闇のような感じもありますが、
実は、精神世界につながっているそうです。
漆黒と精神世界と書くと、
何となく“ダークサイド”的な意味合いを、
感じてしまいますが、
闇の中を進むと、
一筋の光が現れ、
それが大きくなって、
光の世界、明るい世界に、
つながっていくのではないでしょうか。
今は問題だらけで、
どちらに進んで良いかわからない、
その道さえみつからない、
けもの道さえ見えない状況でも、
進んでいくことで道が出来、
一筋の明かりや、
何らかの目印が見えてくるかもしれません。
オブシディアンは、
未来を見通す力を与えてくれるのですが、
多分、前に進む力、
勇気も与えてもくれるのでしょう。
【あなたと向き合います】
漆黒の石でありながら、
鏡のように映しだすという、
意味合いがあるようです。
漆黒なので、
画像や映像のようにはなりませんが、
漆黒であるがゆえ、
表には出てこない、
潜在的な部分を顕在化させる、
映し出すようです。
潜在的な部分における、
問題点や支障がある部分を、
わかるようにするとともに、
その問題を解決する、
オブシディアンには、
そのような効果があるようです。
目を閉じると、
今まで見えていたものが、
全く見えず、
暗い世界になります。
ただ、見えていたものが見えないと、
色々な事が頭をめぐり、
目を開けていた時とは違う、
考え方を持てることがあります。
オブシディアンの漆黒は、
潜在意識にも作用するのかもしれません。
【まとめ】
一見すると、
単なる黒い玉でしかありません。
でも黒い色を作るには、
様々な色を混ぜることで、
黒が出来るように、
オブシディアンの黒には、
様々な意味合いや、
パワーが込められているようです。